家に迎えた時 どんな動物でも初めは警戒して当たり前!
特にプレーリードッグは警戒心の強い動物だと思いましょう。
無理にケージから出そうとしたり、触ろうとしたりせずに、
その子が匂いや気配に慣れてから徐々に慣らしていきましょう。
ぎょえ〜〜〜 すくっと立ち上がって声をあげるのは、仲間に危険を知らせるため。
家の中の子は突然大きな音がした時、人間の大きな声(咳やくしゃみ)がした時などに
反応して鳴きます。最初は人間の方がその声に驚くかも・・・
ガジバリ

慣れてくると、ケージの中から「出してくれ〜!」と訴えるようになります。
そんな時はお散歩させてあげましょう。でもしっかり監視していないと、
ドアや柱をガジガジ、壁をバリバリ、かじるわかじるわ大変な騒ぎです。
でもここでプレはリス科だという事を忘れてはいけません。
げっ歯目独特のスルドイ前歯が生えているでしょう。
この歯は自分で削らなければ一生伸び続け、それを怠ると伸びすぎて
歯が丸まっていったり、うっかりぶつけてかけたり抜け落ちてしまうこともあります。
そうなると、自力で食事をする事ができなくなり、他の病気も併発して、
死に至ることもあります。
家の中をかじられて困るならしっかりバリケードをして
ケージの中にはかじり木を入れてあげましょう。

ソファやベッドで
ここもプレにとっては、巣穴を掘れる単なるエリアでしかないようです。
かきむしっては頭突きを繰り返し、必死でお仕事します。
それと柔らかいものの上では粗相をしやすいかも・・・

発情期
特に雄の発情期は手を焼くようです。
それまでとても慣れていた子が突然、別人のように威嚇し、手を出そうものなら容赦なく
ガブリと噛みついて離れません。かなりの変貌ぶりにショックを受けるかもしれません。
でもそれは若い時期だけ。期間もほんの数ヶ月。
その後は今まで通り、愛くるしい元の我が子に戻ります。

* プレに噛まれてしまったら念のため医師の診察を受けましょう *


プレーリードッグという生き物は、私達人間が性質さえ理解し、受け入れ、
気を付けてさえいれば、とてもステキなかわいいパートナーになってくれます。
考えてみてください。プレ達にとって、人間の住む世界は不自然極まりありません。
本来なら、大自然の中でたくさんの仲間と一緒に暮らしているはずが、
「かわいいから」という人間の勝手な理由だけで、ペットにされてしまいました。もちろん私もその中の1人です。
でもそれなら、この子達の命を大切に守ってあげなくてはいけません。
少し前に騒がれ心配されていた野兎(やと)病とペストですが、それらの理由もあってつい先日、プレの生体輸入は禁止されました。
今までもそうですが、国内でそれらの病気の患者が見つかったという報告はありません。
どうか
お願いです。
病気に限らず、誤った情報や過剰な思い込みから、ペットとして飼っていたプレを捨てたり、
処分してしまったりするようなことは絶対しないでください。
捨てられてしまった子は犬やカラスなどに襲われるでしょう。
餌もとることは不可能でしょう。そこには必ず死が待ち受けています。

最近では、専門のサイトや飼育本などが豊富にあります。ホームページでは飼育相談にのってくれる所もあります。
どうしても飼い続けるのが無理なら、きちんと里親さんを探してあげてください。

どの種類の動物も、これ以上不幸な子が増えないよう、願わずにはいられません。



プレトップに戻る?


inserted by FC2 system